☆ユヴェンティーノとの衝突でラツィアーレ1人が死亡
ラツィアーレとユヴェンティーノはアレッツォの高速道路の休憩所で不意に巡り合い、衝突した。現在のところ詳細はわかっていないが、両者の衝突を鎮めるために警官が発砲した弾がラツィアーレに直撃したと報じられている。
アレッツォのヴィンチェンツォ・ジャコッベ氏はこの悲劇に関して、「何が起こったのか今確認している。死者が出たことは残念だ。もしも発砲した者に責任があるのならば、厳しく処分する」との声明を出している。(Channel4)




☆有名なDJが死亡
今朝、現地時間9時ころ、一部のラツィオウルトラはアレッツォの高速道路休憩所にて少数のユヴェンティーノを襲撃した。ユヴェンティーノはこれに対し近くにいたパトカーに救助を求めたものの、衝突は収まらなかったため警官が発砲を行った。この流れ弾がラツィアーレのガブエレ・サンドリさん(ラツィオの選手やスタッフにも知られているローマの有名なDJ)に直撃し、サンドリさんは死亡した。
ラツィオのスタッフは殺害されたサポーターの名前を知った瞬間に涙を流した。(Channel4)





☆クラウディオ・ロティート会長
「インテル戦ではプレイしないつもりだ。既にリーグ側にもこれを伝えている。ニュースを聞いた後はすぐにできる限りの詳細を手に入れようとした。そしてラツィオの家族の1人が死んだことがわかった。これは悲劇としか言えない。今も情報を招集しているが、カルチョ関連の事件が起きたことは確かだ。恐らくアレッツォの高速道路の休憩所で衝突したラツィアーレとユヴェンティーノは車2台だけではないと思っている。今はまだ今後の調査を待たなければならないが、警察がラツィアーレとユヴェンティーノの衝突に介入し、残念なことにたまたま銃が直撃してしまったのだろう。ニュースを聞いて、すぐにこのままインテルとの試合を行うのは誤りだと感じたよ。ただ、これがファンと警察の戦いではないと説明しなければいけない。スポーツというものは、誰もがフェアプレイと敬意を持っていなければいけない。チームは既にローマの空港に戻っている。私はこの騒動で亡くなった若者、そしてその家族に対する敬意を示すために試合を中止した」(Channel4)




☆アベーテFIGS会長
「事件の真相は現在確認中だ。何があったかはわからない。インテルとラツィオの試合を中止することには誰もが同意した。ただ異なる問題が起こる可能性があったため、他の試合は行うことにした。今日の試合では全てのチームが哀悼の意を示すために黒い腕章をつけることになる。この事件は少数の人による争いで、たまたま発砲が当たってしまったものだ。だから他のカルチョの暴力とは非常に異なるよ。一部のファンと警察の間に問題があることは明らかだが、これはそれとは無関係だ。2つのチームのサポーター同士が衝突したんだよ。全ての試合を中止すべきだった?それも考えてはいたが、我々は正しい決定を下したと思っている」(Channel4)