・ロッシ監督
「ユヴェントス戦?祈るしかないだろうね。我々にとって手が届かないクラブは3つあるが、ユヴェントスはその中の1つだ。もちろん勝つために全てを尽くすよ。だが我々にとって良い相手でないのは事実だ。彼らは3日ごとに試合をしている。もしかしたらそこがカギになるかもしれないね」



・ファシズム敬礼、続編
イタリアのユダヤ人団体がファシズム式の敬礼を行ったディカーニオに対し「反ユダヤ人」的な行為をしたとして裁判に訴えるという脅しをかけている。
ディカーニオは2005年1月に行われたローマデルビーの際にも同様の行為をして1万ユーロの罰金を受けている。だがこの罰金を課せられた際に右翼グループはディカーニオの援助として6750ユーロを支払っている。
リヴォルノvsラツィオの試合では左翼派の多いリヴォルノサポーターは赤い旗を振り、右翼派の多いラツィオサポーターは鉤十字をあげて、ファシストの時代歌を歌った。

☆ディカーニオ
「あの敬礼はイタリアへの帰属意識を沸き立たせる行動だ。だからオレはずっと敬礼をするつもりだ。オレ達がユダヤ人社会の手の中いるのなら終わりだね。たった1つの団体が憤慨しているだけで行動を取るのならば、それはとても危険なことだ」



☆ロッシ監督
「ディカーニオはあのジェスチャーにより汚名をきせられた。しかし誰も私たちに起こった事について話していない。私たちがスタジアムについたとき、1人の選手は花火で打たれそうになった。また試合中にディカーニオは絶え間なくラフプレイを受けた。1つの例を挙げればパオロがエリア内で倒れた時に相手に踏まれた。これらの事をテレビは何も伝えなかった。だが我々はこれを理解した。しかしリヴォルノはパオロを狙い、あのジェスチャーに対してクレームをつけてきた」



☆ソシエタ・スポルティーヴァ・ラツィオ
「ラツィオはカルチョの様々な人種差別、またカルチョの政治化も認めません」



☆ヴィットリオ・パヴォンチェッロ(イタリアのマッカビ同盟=ユダヤ人のスポーツ組織理事長)
「ディカーニオに対しては訴訟も考えていた」