☆リオネル・スカローニ (La Lazio siamo noi.it 03/07)
Sean Connery似のリオネル・スカローニは、フィオレンティーナ戦とデルビーの戦いにおいて完璧なパフォーマンスを見せた。カリスマ性、ポジショニング、厳しさ、経験をチームに注入した彼は、フェイスブックのラツィオオフィシャルで行われたデルビーのMVP投票の1位に輝いた:「この調査結果にはビックリしたな。マウリとかエルナネスみたいな決定的な選手じゃなくて、この俺が選ばれるなんてね。なかなかプレイできない時間が続いたあとに、デルビーであのようなパフォーマンスを見せることができて幸せだ。俺たちは良い仕事をし、最終的に勝利を収めた」。



-PKとなったシーンで、君は50m以上を一気に駆け抜けて行ったね。
「レフェリーに疑いを持ったんだ。彼は笛を吹くまで、判断するのにあまりにも時間をかけていたからね。俺に対する最初のイエローカードのシーンでも同じだった。あのシーンでは、俺はほとんど何もしていなかったのに、彼が近づいてきてね。何を見たのか、何のファウルがあったのか尋ねたよ。俺たちだけでなく、どのようなチームもあのような行動をするはずだ。それにしても、あの50m疾走は本当にメチャクチャ速く走れたなあ」 



-GKの退場についてはどう思う?
「GKにとっては良いことじゃないだろうね。彼らにとっては、あのようなシーンでボールを止める可能性が小さくなってしまうわけだから。規則がどれほど明白であろうと、俺からしたらイエローカードとPKで十分だったんじゃないかなと思うよ」



-デルビーでの試合は、君のキャリアにとって最高のパフォーマンスだったのでは?
「No、美しいパフォーマンスだったのは確かだけれどね。若い頃はもっと攻撃的だったけれど、いまは責任感が大きくなったね」



-君は、これがラツィオでの最後のシーズンになると言った。
「契約が満了するから、俺にとっては最後のデルビーになると言ったんだ。状況が変わるとは思わないし、俺にとってはこれが最後のシーズンとなるだろう。別の場所でキャリアを続けるのかどうかは、家族のことも含めて考えなきゃいけない。俺はここで満足しているし、ここに残りたいけれど、俺だけで決めることはできないんだ」


-キャリアを終えたらラツィオで働くのかな?
「そのことはクラブからも言われている。俺はまだカルチョをプレイしたいと思っているけれど、クラブ内で何かをするということにも好意を持っている。チームを率いたいっていう願望もあるよ。引退したら、クラブで働くことになると思う。ずっとカルチョだけをプレイしてきたから、他の道を歩む手段はわからないしね」



-ロッシ、バッラルディーニ、レヤ、それぞれの違いは?
「似ている点は簡単、3人ともとにかく戦術面に取り組んでいた。たとえどんなに“小さな”試合であろうとね。デリオ・ロッシは試合に向けて入念に準備をする知的な監督だった。選手とも常に完璧な関係を保っていたね。バッラルディーニとの時間は短かったけれど、彼も偉大な人間だったよ。彼もとにかく戦術に取り組んでいたけれど、俺たちは順応に苦しんでしまった。それから、レヤが到着してメンタル面が改善されて、3-5-2という完璧な形を見つけて素晴らしい6ヶ月間を送ることになった。彼はシーズンごとに正しい解決策を見つけてきたね」



-君にとってラツィオとは?
「俺はすべてのクラブに影響を与えてきた。ローマでは子供と犬が生まれたし、ラツィオは家族のようなものだな。10年を過ごしたラ・コルーニャには大きな愛情が残っているし、あそこは欧州の実家とも言える場所だけれど、ここにも俺のハートのカケラがある」 



-君は、ミラン戦の終盤にロッツィをデビューさせた。
「ロッツィを投入する前、ミステルは誰を投入するべきか、誰も交代させないべきか迷っていたようだった。その状況で、ルリッチがふくらはぎが攣りかけていることを伝えてきたんだ。そして、試合が残り2分で2-0という状況だったから、ロッツィをデビューさせることになった。ミラン相手のデビューは、彼の頭に永遠に残ることになるだろうね」



-君に対する賛辞はクウェートからも届いている。
「クウェートにも俺のティフォージがいるだなんて喜ばしいね。すべての人々に挨拶したいし、キャンプを張って会えたら最高なんだけれどね」



-デルビーでは緊張しなかった?
「普通の試合ではなかったけれど、俺はもっと重い試合もこなしてきた。アルゼンチン代表でW杯を戦って国歌を歌ったときは、立っていることもできなかったね。デルビーへの恐れはなかったよ。俺は自分を信じていたし、プレッシャーの面でも問題はなかった。34歳にもなってプレッシャーに苦しむことはないさ」




☆ジュゼッペ・ビアーヴァ (La Lazio siamo noi.it 03/05)
-「(ガッリードについて)最高のパフォーマンスだったよ」。
-「試合終了のホイッスルが鳴って、クルヴァの下に駆け寄ったときは最高の気分だった。その後、クルヴァにトンマーゾ・ベルニの姿があって、信じられなかったね。ティフォージの中に混じった彼と再会することができてうれしいよ」。



☆ハヴィエル・ガッリード (La Lazio siamo noi.it 03/05)
-「ベッペ(ビアーヴァ)は偉大なプロだし、いつも僕を助けてくれている。でも、チームメイトの全員に感謝したい。昨日の試合は、今シーズンのラツィオの象徴だと思う」。



☆エディー・レヤ監督 (La Lazio siamo noi,it 03/05)
-「1週間、全く眠れなかったから、試合後はたくさん寝たよ。昨日は多くの友人からメールと電話を受け取った。本当にうれしいね。すべてに感謝し、全員を抱き締めたい。ただ、賛辞は選手へ向けたい。彼らは常に戦っているんだ」。
-「(一度ロッカールームに戻ったあとに、再度クルヴァ・ノルドと喜びを共にしたことについて)このような出来事は今までになかったし、驚いたよ。大きな満足感と特別な感情だね。今日が誕生日の私の娘Elisabettaに捧げたい」。
-「(ラドゥやロッキも、ティフォージとの満足感を共有するためにチームメイトと抱き合った)グループの意図は完全に共有されている。私はいくつかの選択を下さなければならないし、選手は拗ねてしまうこともあるはずだが、私の選手たちは全員が頭の良い人間なんだ。人間的に見ても、我々は大きなグループだよ」。
-「(ガッリードとスカローニについて)デルビーでのスタメン出場は簡単ではないが、彼らは重要な職人としてプレイしてくれた。スカローニに対する疑問は何もなかったよ。ガッリードはデリケートな人間だからいくつかの質問を行ったが、非常にうまく行ったね」。
-「ローマにはクオリティがあるが、我々はもっと強い。11人同士の戦いだったら、試合はもっと美しいものになっていただろうが、結果は同じように我々の勝利だったと思っている」。
-「(マウリについて)4ヶ月離脱していたあとに、アトレティコ戦、フィオレンティーナ戦と立て続けにプレイしていたし、デルビーでパフォーマンスが下がったのは仕方のないことだ。実を言うと、彼のポジションにはアルファーロを起用することも考えていたんだ。でも、結局は試合に出場したマウリがゴールを決めた。運命は我々に味方したね」。
-「(人種差別的な行為について)こういうことは起こってほしくない。ただ、我々の選手が相手の選手を安心させようとしたシーンを見れたのは嬉しかったね。我々のグループの人間性がわかってもらえたと思う」。
-「(エルナネスについて)昨年と比較すると、運動量が増えて犠牲になるシーンも多くなった。でも、彼はまだまだ向上することができる。彼は大きな知性があり、好奇心も旺盛で決して学習をやめない人間だ。このような人間は、向上していくことができる」。
-「このチームは常にすべてを与えているが、敗北するときは酷い形で負けてきた。でも、もうそのような負け方をすることはないと確信している。我々は特別な経験を得たからね」。
-「私が来年もラツィオのベンチに居るのかどうかは、私次第ではない」。
-「私はこのグループを誇りに思っている。おそらく、このグループは私のキャリアに中でも最高のモノの一つだろう。私はここに残る準備ができているよ」。




・ローマデルビー:クルヴァ・ノルドにいたベルニ(La Lazio siamo noi.it)
-ローマデルビーのクルヴァ・ノルドにはフェデリコ・マケダだけでなく、トンマーゾ・ベルニもポルトガルから駆けつけていた。ガッリードは、Twitterのコメントで次のようにメッセージを記している:「Grande Tommaso Berni」
-ベルニ:「試合後、レヤは“一緒にここでジャンプしようじゃないか”って言ってきて、“ミステル、逮捕されちゃうって”って答えたんだ。そうしたら、彼は続けて“良いから来い”と言ってきた。すべてが最高に美しかったし、俺自身も楽しむことができたよ。ローマに行くことに決めたのは土曜日のことだ。一部の友人はスタンドにいる俺に気付いてくれた。最初に見つけてくれたのがマッサージ師のロマーノで、それからレヤ、フェッブラーリ、ディアス、ビアーヴァも気付いてくれたよ」。
-マケダ:「もう長いことクルヴァでデルビーを見ることができていなかったから、ティフォージとしてクルヴァに戻りたいと思ったんだ。最高の気分だね。友人、いとこと一緒に観戦していたよ。(シセについて)連れて来ようとしたんだけれど、ジブは既に別の予定が入っていた。彼はTVでデルビーを見ていたようで、ラツィオの勝利を喜んでいたよ」。



☆トンマーゾ・ベルニ(スポルティング・ブラガ) (La Lazio siamo noi.it 03/06)
-「(デルビーでクルヴァ・ノルドに駆けつけたことについて)最後まで迷った難しい決断だったね。自分のカンピオナートの試合が終わって夜中3時に帰宅して、俺は自分にこう言った。“ここで行かなかったら、俺にとっちゃ世界を失うことと同然だ!”。それからすぐに飛行機を見つけてローマに出発した。いつもクルヴァにいる何人かの友人と一緒に、誰にも知らせないままスタジアムに行ったよ」。
-「クルヴァでの時間は、ものすごい感情だった。自分がピッチ内にいたときは、クルヴァからの力をたくさん受け取っていた。でも、あのようにして自らクルヴァに立ってみて、あの人々は思っていた以上に偉大であることを知ったよ。長年勝てなかったローマのホームゲームの勝利ということもあって、美しい思い出になったね」。
-「(試合後にベルニを発見したのは誰だったのか)チームがノルドでひと通りの喜びを共にしたあと、元チームメイトたちは再びノルドに姿を見せた。そのとき、マッサージ師のRomanoが俺の存在に気づいて、レヤがチーム全員を呼んだんだ。それで、彼らは俺にピッチに降りて来るよう求めた。でも逮捕されちゃうからそれはできなかったんだ(笑)。それから、ビアーヴァ、レデスマ、スカローニ、ディアスといった何人かの選手たちが俺に気づいてくれた」。



☆フェデリコ・マケダ(QPR) (Radio Mana Mana Sport 03/06)
-「デルビーのためにローマに行くと決めたのは木曜日のことだった。ローマには日曜日の朝に到着して、日帰りだったよ。このチャンスを逃すことはできなかった。結果的には、本当に価値のある行動だったと言えるね」。
-「僕から見て最高の存在だったのはマトゥザレムだ。彼は二人といない巨大な選手だよ。また、クローゼは僕のような若者にとってだけでなく、すべてのFWにとってのお手本だね。本当に素晴らしいよ」。




☆フェルナンド・コウト (La Lazio siamo noi.it 03/07)
-「デルビーでは、幸運にもラツィオの健在ぶりを見ることができた。彼らは、何の問題もなく上位に到着することができるだろう。美しいラツィオだったよ」
-「イタリアのクラブで働きたいと思っているし、イタリアのカンピオナートはしょっちゅう眺めているよ。ラツィオ?noと言えるわけがない。自分が選手としてプレイしたクラブを率いることができたら最高だよ」。



☆ガビー・ムディンガイ(ボローニャ) (La Lazio siamo noi.it 03/06)
-「ラツィオのデルビーの勝利のあと、ローマの友人にはメールを送ったよ。彼らの勝利に満足している。あそこでは僕の人生とキャリアにとって、本当に素晴らしい3年間、重要な3年間を過ごしたんだ。決して忘れられないよ...」
-「(人種差別について)僕がローマに到着してラツィオと契約する前に、ビアンコチェレステティフォージは気難しくて複雑だという話を耳にしたのは本当だ。彼らはしばしば“人種差別的”だと言われているけれど、僕はそうは思わない。ラツィオの一員となってキャンプでの親善試合に出場したときは、すぐに拍手を受け取ったからね。彼らとの関係は常に特別なものだった。最初から最後まで、僕はいつも拍手をもらっていたんだ。僕には何の問題もなかったよ」。
-「僕は、ローマとすべてのラツィアーレの人々の幸運を願っている」。



☆ウスマヌ・ダボ (La Lazio siamo noi.it 03/06)
-「ラツィアーリティフォージは人種差別的な人々じゃないし、僕はラツィオのティフォージを愛している。ただ、buという声を出すと人種差別的に見られる可能性があるから、口笛を吹いた方が良いと思う」。




☆ロベルト・バローニオ (IlSussidiario.net 03/07)
35歳となるロベルト・バローニオは、自身の望みとは違う形でカルチョをプレイすることを止めた。かつてブレシア、ラツィオに在籍していた彼の下には、セリエAやセリエBのクラブからの重要な提案は届かなかったのである。その一方で、カナダやアメリカ・リーグからの打診はあったものの、本人はこれらの話を拒否したようだ。彼には、キャリアの大半を過ごしたラツィオに対する大きな愛情がある。IlSussidiario.netは、独占的にロベルト・バローニオと接触した。



-レヤは、ラツィオがスクデットに値していると断言しました。デルビーの幸福感からのものでしょうか?それとも真実でしょうか?
「スクデットには劣ると思うけれど、3位を目指して戦うことができるはずだ。このことはデルビーでも証明されていただろう」



-ラツィオはデルビーでの勝利に値していましたか?
「10人になったローマは良いパフォーマンスを見せていたけれど、勝利に値していたのはラツィオだったと思う。結果は妥当なものだよ」



-レヤは冬のメルカートに関して不満を持っていました。1月のメルカートで、ラツィオは補強されたとは言えないのでしょうか?
「結果は最後に到着するものだけれど、シセやスクッリのような重要な選手を放出したわけだし、1月にチームが補強されたとは言えないだろうね」



-あなたは長年、ラツィオのユニフォームを着ていました...tifosi biancocelestiとも言える存在...
「デルビーで選手に送られた熱意を見ればわかるように、ラツィオのティフォージはかけがえのない存在だ。僕はラツィオのティフォーゾだし、110周年のユニフォームを着たことを誇りに思っている」 



-34歳となったバローニオ、もう引退することに決めたのでしょうか?
「しばらくの間は家にいるよ。小さなカンピオナートでプレイすることは、僕にとって都合の良いことではないんだ。セリエAやセリエBからのオファーがあれば考慮するけれど、それよりも下のカンピオナーティはnoだよ」



-カナダからのオファーを拒絶したという話は本当でしょうか?
「カナダだけでなくMlsからの話もあったけれど、複雑な状況だった。あちらでは3月から10月までカンピオナートが開催されているのだけれど、オファーが到着したのは8月のことだったんだ」



-将来は監督に?
「わからないけれど、子供過ぎず、大人過ぎない少年たちを率いることができたら良いね」



-自身のキャリアについて、いくつかの後悔はありませんか?
「もっと多くのモノをすることもできたはずだけれど、僕はこのように進んだ自分のキャリアを幸せに思っている」