・リヒトシュタイナーの成長:除外から不可欠な要素へ...しかし、契約更新を解決する必要も...(La Lazio siamo noi.it)
-試合開始直後の1分30秒。コッスのドリブルに対してアレッサンドロ・ネスタのような素晴らしいスライディングでボールを奪取したのはステファン・リヒトシュタイナーだった。
-リヒトシュタイナーは今シーズンこれまでスリルに富んだ時期を過ごしている。唯一の過ちは、PKを与えてしまった開幕のサンプドリア戦くらいだっただろう。その後はフィオレンティーナを相手にヴァルガスを抑え込み、ボローニャ戦でも勤勉なパフォーマンスを披露。ミラン戦ではベビー・カヴァンダがスタメンに抜擢されたが、何の問題もなくベンチに座ることを受け入れた。現在、リヒトシュタイナーはラツィオでの初年度のレベルに戻ったと言えるプレイを見せている。 
-リヒトシュタイナーは2008年の夏に未知数な要素としてリールから到着した。アウロンゾでの初日は簡単なものではなく、スタートは不安なものだったが、彼は数週間ほどでラツィオというクラブを理解し、ビアンコチェレステティフォージからもすぐに慕われるようになった。
-昨シーズン、リヒトシュタイナーとバッラルディーニの関係は難しいものとなっていた。しかし、レヤの到着によって彼は正しい刺激を取り戻し、生き返ることに成功した。そして、現在はビアンコチェレステの基礎と言える要素となり、このグループの静かなリーダーの一人となった。
-だが、彼にはムスレラやラドゥと同じように、契約更新の懸念が迫っている。彼の契約はムスレラ、ラドゥと同じく2012年に満了するのだ。彼の周囲ではイタリアや欧州クラブからのサイレンが耳をつんざくように鳴り始めている。そして、これを証明するかのように兄弟であり代理人でもあるマルクが数日前に次のように語った:「ステファンはすごく野心的な男だし、遅かれ早かれキャリアにおける重要な足音を立てることになるだろう。でも、今はラツィオだけを見ている。ローマでは快適に過ごせているからね。おそらく、1月か夏には周囲を見渡すことになるだろうが、今はラツィオとスイス代表のことに集中しているよ。彼に多くのクラブが興味を持っていることは隠さないが、今はまだ具体的なモノは何もない」。
-今夏、彼にはインテル、ジェノア、ユヴェントスがかすかな動きを見せたが、ロティートの要求額は非常に高価なものだった。ラツィオは彼の放出に1100万ユーロを求めており、この財産を安売りする意向は全くないのである。
-来月、両者は契約更新のために顔を合わせることになるかもしれない。机の上には、このチームで最も重要な選手の一人の将来がある...