・若手たちの動向(Corriere dello Sport)
ラツィオの若手たちの状況はかすかに動き出そうとしている。成長し続け、偉大な選手になろうとしている若手たち。レーガ・プロ、セリエBで成長のプロセスを歩み、新たな一歩を踏み出すことを望んでいる彼らに対して、ラツィオはミスを犯すことなく管理しなければならない。
アレッサンドロ・トゥーイアはニュースを待っている。つい先日モンザでのカンピオナートを終えた彼は、現在スクデットを目指しているセセーナ率いるプリマヴェーラのトレーニングに合流するために、フォルメッロへ帰ってくる。彼は新シーズンからはカテゴリーを上昇させることを望んでおり、すぐに代理人やラツィオと会談を行うことになった。トゥーイアの契約は2012年まで残されている。また、ルメッザーネで輝かしいシーズンを過ごしたアントニオ・チネッリにはアルビーノレッフェからのオファーが届いているほか、別のセリエBのクラブからの関心も存在している。ピアチェンツァ、ノヴァーラといったクラブが彼に注目しているのだ。
メンディチーノ−2012年までの契約。メンディチーノとペルペトゥイーニは重要な舞台と言えるセリエBで経験を積んだ。クロトーネ側は彼らを残留させることを望んでおり、ガビオネッタに関心を示したラツィオに向けて、この2人の共同保有を交渉に含めることを求めた。ただ、現在ガビオネッタのラツィオ移籍交渉は凍結し、ガビオネッタはシエナ移籍に近付いている。それでも、ラツィオはペルペトゥイーニとメンディチーノの運命をすぐに決定しなければならない。現時点では、ペルペトゥイーニにはクロトーネ残留の可能性があるが、メンディチーノはほぼ確実にラツィオに戻って来ることになるだろう。しかし、ラツィオはミスを許されない状況にある。若手をセリエBにレンタルで放出しても、全くプレイすることのできないリスクは常に存在しているのだ。クラブ側にはメンディチーノを完全に手放す意向はなく、共同保有での移籍が検討されている。
ディ・マリオ、マンチーニ−ヴァレーゼへの6ヶ月間のレンタル移籍を経て、1月にプリマヴェーラに復帰したファンタジスタ、フランチェスコ・マンチーニの契約は2012年に満了する。マンチーニにはルメッザーネとモンザが獲得に前向きな姿勢を持っている。その一方で、アレッサンドロ・ディ・マリオ('91)はラツィオとの契約にサインした上で、もう1年プリマヴェーラに残留することになるだろう。
ターラント−2006年、セーザルのインテル移籍に伴ってラツィオにやってきたアルベルト・クァドリは、これまで触れてきた若手よりも少し年上となる。クァドリの契約は2011年6月30日までとなっている。今シーズン、彼はレーガ・プロのターラントで慎重な結果を残した。ターラント側は完全移籍を望んでいるが、これに対してラツィオは移籍金を求めている。合意が見つからないのであれば、クァドリは新たな移籍先を見つけるために一旦ラツィオに復帰することになるだろう。
ファラオーニ−契約満了を迎える彼は移籍に向かっており、インテルが待機している。インテルはファラオーニをほぼ手中に収めているが、ここに来てパレルモも獲得に乗り出した。ロッシ監督がファラオーニを気に入っているのだ。サバティーニDSは移籍金ゼロでファラオーニを迎えに行ったが、可能性は既に無に等しいことを悟り、カヴァーニのインテル移籍交渉にファラオーニの共同保有を要求するという別の選択肢を検討している。ファラオーニがラツィオから去ることは確かなことだ。



・パレルモ:ファラオーニ獲得レースに参戦(Totto Palermo.net
ダヴィデ・ファラオーニはパレルモの標的となっている。ファラオーニの将来性を考えれば、彼は今夏のパレルモのヒットとなるかもしれない。まもなく契約が満了するファラオーニは、ビアンコチェレステ退団が確実となっている。ファラオーニはサバティーニDSと良い関係を築いている。