・Radio Sei:セルヒオ・サラテ「マウリートはローマに満足しているが、残留のために戦うことは望んでない...」(La Lazio siamo noi.it)
昨年の今頃、首都に到着したばかりの若者は、即座にビアンコチェレステ経営陣やイタリア中のティフォージを驚愕させた。フェノーメノと言われた彼は、『スクデット』まで口にし、ラツィアーレが長い間失っていたアイドルとなった。マウロ・マティアス・サラテ:ラツィオティフォージに与えられた真珠は、クラブをコッパ・イタリアの勝利へ導いた。
しかし、今シーズンのマウリートはもうマウリートではなくなった。バッラルディーニによって率いられたグループの中で、彼はチームメイトに苛立ち、クルヴァ・ノルドに向けても衝撃的なジェスチャーを見せている。これらのストーリーをハッキリさせるために、セルヒオ・サラテ代理人がRadio Seiに登場した。



−こんばんは、セルヒオ。マウリートの現状は?
「結果が出ていないことをすごく悲しんでいる。常に勝利を望んでいる彼は、北京での勝利で更なる成功に期待していた。でも、現状は結果が出ていないし、残念に思っているよ」



−サラテはこの危機の要因を不思議に思っているのでは?まさか、残留のために戦うことは予想できなかったでしょう...
「確かにこのような戦いは予想していなかった。昨年、我々がロティートと話したとき、彼は『CLに到達することのできるチームを作る』と保証していた。でも、実際には何の改善もなかった。レデスマとパンデフはプレイしなくなり、何人かの選手は移籍し、戦力を強化させるような選手は到着しなかった。マウロにとっては、チームが弱体化したことは面白くないことだったよ。ただ、彼がチームメイトやティフォージと問題を抱えているということはない。彼はローマの街、ラツィアーレの人々を愛しているし、ここに居れることに満足している」



−ラツィオが大きな困難に陥っているという事実からは、マウリートが近い将来ローマから離れてしまうのではという疑問が生まれます。もしも次のメルカートで補強が実現しなかったとしても、彼はラツィオに残るのでしょうか?
「彼はラツィオから去ることは全く考えていないし、このユニフォームで多くの成功を収めることを望んでいる。彼はクラブとの5年契約にサインしたときにすごく歓喜していた。現在、我々は今後もこの関係を続けるベースがあるのかどうかを見ようとしている。時間が来れば、クラブの状況を知るために会長と連絡を取るつもりだ。ただ、私はまず第一にマウロがローマで満足していることを保証するし、状況を混乱させる意図は全くないことを繰り返し言っておくよ」



−サラテをラツィオから獲得したがるクラブがいるとしたら、唯一の可能性は契約解除条項でしょうか?
「私にはわからない。これは会長次第の決定だからね。会長がマウロを売ることに決めるのならば、我々は何もすることはできない...」



−マウロはラツィアーレ環境の判断の基準となっています...彼が抜けたら、ラツィオはより多くの危険を冒します...
「それは私も気にしている。このチームは、マウリートが抜ければ平凡なチームとなってしまうからね。守備陣はよくわからないが、攻撃陣では任務を遂行できる選手がいないし、中盤も機能していない。マウロがボールを持たなければ、何の光もないんだ...」



−マウロとは話しましたか?新監督との関係はどうなっているのでしょう?
「ちょっと前に話をしたよ。彼の望みは、来年このクラブを進展させることのできる選手が到着することだ。彼は残留のために1年を過ごすことは望んでない。現在のラツィオは全然うまく行っていないね。スクデットを狙うチームではなかった昨シーズンのチームですらないんだ。それでも、昨シーズンはマウリートがナンバー10としてチームをコッパ・イタリア決勝に導いた。バッラルディーニとの間には問題はないよ。唯一のことは、マウロがトレクァルティスタとして起用されたがっていないことだ。彼は中盤でシヴィーリアからのパスを受けに行くことは望んでない。彼はゴールの近くでプレイすることを望んでいるんだ。彼はゴールの近くでプレイするべき選手なんだよ」



−ここ最近、サラテはナーバスになっています。クルヴァ・ノルドにもいくつかのジェスチャーを送りました...
「それについては本人と話をした。でも、私は昨日のジェスチャーはクルヴァ・ノルドに向けたものではないと思っている。CKの際に、4,5人の人物が彼をバカにし、侮辱していたんだ。現在、マウロは友人と共にローマから出て行ったが、ここに帰ってきたときに公式にこの件をハッキリさせる意向を持っている。マウリートがクルヴァに向けて、ラツィアーリティフォージたちにあのようなジェスチャーをすることは決してありえない」



−ラツィオはB降格の危機に瀕していますが、マウロは心配していますか?
「No、決してない!これまで、マウロは私に対して『B降格を恐れている』とは一度も口にしていない...私は、このチームがすぐに正しい道のりを辿り、中位に浮上すると思っている。1月のメルカートでは必要な補強を行わなければいけない」



−ラツィオがBに落ちたとして、サラテは残りますか?
「あまりにも難しい質問だ。私からすれば、人々と素晴らしい関係を築いている彼にはローマに残って欲しい。私にはラツィオがBに落ちることは全く考えられないが、もしそうなってしまうのならば、マウロ自身にとってより良い道を評価しなければならなくなるだろう...」



−セルヒオ、次はいつイタリアに来るのかな?ロティートとの話し合いは?
「マウロが私を必要とするならば、明日にでもイタリアに行くよ。ロティートに対しては、昔のラツィオを取り戻すために高水準の選手の補強を提案したが、彼は私の助けを拒否した。選手の名前を明かすことはできないが、2人のDF、2人のMF、1人のFWを提案したよ。彼らの獲得にはそれほどコストは必要なかった。私は、彼を助けたい一身で仕事したんだけれどね。ラツィオにはすぐに勝利を再開して欲しいのに!彼は私の協力を受け入れなかった...」



−代表問題:マラドーナはどうしてマウロを招集しないのでしょう?また、マウリートがこれまでの間にイタリアでプレイすることを考えたことは?
「それはディエゴに聞いてくれ...この1ヶ月ほどの間に、イタリアの連盟のマネージャーがサラテのイタリア代表入りの可能性を我々に話してきた。我々は現時点ではマラドーナがマウロを呼び出すかどうか様子を見ようとしている。もし呼び出しがないのならば、我々は来月からイタリアでプレイする可能性を評価し始めるよ」



−ターレDSは南米に出発しましたが、あなたが話した選手を見ることになるのでしょうか?
「私は、ビアンコチェレステのDSが南米に出発したことは知らなかった...誰からも電話は来ていないんだ...彼らが私を必要とするのならば、彼らは私の電話番号を知っている...」