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・バッラルディーニの危機(Il Tempo)
ヨーロッパ・リーグでのヴィジャレアル戦は、Kircher主審の愚かな判定によって恥をかいた。ラツィオは、カンピオナートでは8月30日以降、勝利から遠ざかっている。
9試合も勝利から見放されていることを考えれば、バッラルディーニの状況は少なくとも事件の始まりの価値があると言えるだろう。これまでバッラルディーニに信頼を寄せてきたロティートも、とうとう疑問符を持ち始めている。スペインでの繰り返しの事故の夜、ロティート会長はバッラルディーニに対して説明を求めたのだ。会長は自家用車に乗り込み、ターレ、バッラルディーニと話し合いを行った。
この点を見れば、ミラン戦はバッラルディーニにとって決定的な試合になるだろう。バッラルディーニの解任はプロジェクトの倒産を認めることに繋がる上に、バッラルディーニと彼のスタッフとは2年間の契約が残されているため(税込み200万ユーロ)、ロティートは監督変更を望んではいない。しかし、もう一度KOを喰らうのならば、監督変更は避けられないだろう。
現在、ロティートは震えながらミラン戦での復活に期待している。その一方で、ラツィオは既に後任候補のリストアップを開始した。より多く名前が挙がっているのはミハイロヴィッチだ。彼は既にカターニャと基本合意しており、カターニャがナポリ戦で再スタートを切ることができないのならば、カターニャに向かうことになると見られている。ただ、シニサがラツィオという『夢』のために2,3日待つことを考えているのも事実だ。ミハイロヴィッチの他にはベレッタ(ラツィオから接触はないと公言)、ゼーマン(常に候補になっている)、デリオ・ロッシ(魅力的な仮説だが最も可能性が低い)の名前が浮上している。
・監督の状況(Corriere dello Sport)
バッラルディーニの状況は依然として難しいままとなっている。それでも、ロティートは彼を擁護している:解任は、プロジェクトの倒産を意味するからだ。ただ、ミラン戦でも敗北するとしたら、ロティートは新たな監督の仮説を考え始めるかもしれない。最初の列には、カターニャが既に連絡を取ったミハイロヴィッチがいる。そして、次点にはベレッタ、デ・ビアージ、ゼーマンといった名前が検討されている。