・ナポリと再会するマトゥザレム
フランセリーノ・マトゥザレムにとってナポリvsラツィオは特別な試合になる。彼は10年前にサンパオロに到着し、イタリアでのキャリアをスタートさせているのだ。この頃、ナポリは現在とは違う時代を過ごしていた。彼らは『悪いプロジェクト』の例と言えるクラブだったのである。当時のナポリで19歳のブラジル人MFを知っている人々はほとんどいなかったが、本人はあの瞬間を楽しい記憶として覚えている。「ナポリに到着したとき、僕はイタリア語すら話せなかった。当時のナポリはセリエBにいたよ。ナポリに来て、僕はすぐに素晴らしい経験を持った選手のいるチームだと気づいた。僕のキャリアの中でも美しい良い経験だった。ナポリでプレイするのは本当に美しいことなんだ。サンパオロでプレイするには偉大なパーソナリティを持つ必要がある。復帰?僕はあのクラブとあの街に愛情を持っている。人生は決してわからないよ」。
ただ、マトゥザレムはサンパオロでラツィオを3連勝に導こうとしている。「イタリアで最初にプレイしたチームとの試合は特別なモノになる、って気持ちは確かに存在している。試合前も試合後もすべてが別の試合とは異なるだろう。ゴールした場合には歓喜するか?Si、ナポリと別れてからは9年経っているからね。今はもう別のチームでプレイしているし、ラツィオでの初ゴールを決めたいと思っているんだ。ゴールを決めたら僕はきっと自分のティフォージの下へ走っていくよ」。(Goal.com)