・サラテに関する最初の会談
ラツィオのスターが生まれようとしている。全てのティフォージは長い間これを夢見てきた。大きな将来が待っているマウロ・サラテという真珠をロティート会長は保証している。
昨晩ロティート会長とセルヒオ・サラテ代理人は深夜まで会談を行った。何を話し合ったのかはまだ明らかになっていないが、少なくともロティート会長がサラテの完全獲得と契約延長を提案したことは事実のはずだ。ロティート会長はカリーソを買い取りオプション期限より早く獲得したように、サラテについても4月より前にアルサッドへ1500万ユーロを支払う準備ができている。この動きについてロティート側とサラテ側は合意しており、クリスマス前に再び会談を行うことになると見られている。そしてその時に両者は重要な契約を対処することになるだろう。契約について、ロティート側は200万ユーロ以上まで到着することも可能な年俸150万ユーロの5年契約(2014年まで)を提示している。
なおラツィオはクリスマス直前にはパンデフというもう1人のスターとの契約更新に取り組むことになっている。次の2ヶ月間はラツィオの将来にとって重要な時間になるはずだ。(Messaggero)




・サラテ買い取りへ
常に一定レベルの上のパフォーマンスを見せる。ヴェローナでのパンデフへのアシスト、カターニャ戦でのフォッジャへのアシスト。狂ったようなプレイを披露しているサラテに対して、ロティート会長は買い取りオプションの時期を早めることを決断した。買い取りオプションの期限は4月30日までとなっているが、恐らく2008年中に1500万ユーロの移籍金を支払うことになるだろう。
昨晩セルヒオ・サラテ代理人と会談を行ったロティート会長は明日にも再び彼と会うことになっている。両者は既に新たな契約について話し合っており、基本合意も存在している。現在のサラテの年俸は100万ユーロ(ボーナスも加算されれば120万ユーロ)となっているが、新たな契約では150万ユーロに上昇することになるだろう。この額はもう1つのプライオリティーであるパンデフの新契約と同じものとなっている。フォッジャの契約更新に関してはこの額より少し低いモノとなるだろう。(Gazzetta dello sport)



・賭けに勝ったフォッジャ
帰って来た娘は賭けに勝った。ミランから獲得されたパスクァレ・フォッジャはビアンコチェレスティのユニフォームで美しい復讐の瞬間を迎えたのだ。ロッソネーロにフォッジャを求めたのはロッシ監督だったが、両者の関係はうまく行かなかった。その後フォッジャは自らがロッシ監督の構想に入っていないと感じ、スタメンという居場所を見つけるためにレッジーナへ去った。
レッジーナで主役となっていたこの小さなファンタジスタはラツィオ相手にもゴールを決めた。その後レッジーナへのレンタル移籍が終了した際、彼はラツィオに復帰するかどうかを検討した末にカリアリへ移籍することを受け入れた。このようにしてもう1年ローマを離れサルディーニャでプレイしたフォッジャだが、今夏彼はビアンコチェレスティとの運命に興味を持った。そして選択がフォッジャ自身に委ねられたとき、彼はローマに帰ることを選択した。
フォッジャは『ラツィオで成功を収めることができるはずだ』という信念を基にこの決定を下した。しかし、実際のところ彼はアウロンゾのキャンプ出発メンバーに入れるかどうかも微妙な状態だった。ただ、幸運にもロティート会長が介入したことによりフォッジャは助けられた。ロティート会長はフォッジャを放出するという誘惑に耐え、彼に届けられた3つの重要なオファーを拒否し、ロッシ監督にフォッジャを夏のキャンプメンバーに入れるよう依頼した。フォッジャに光が射し込んだのは、彼の才能を信じていたロティート会長のお陰だと言えるだろう。
また、フォッジャ自身も監督から大きく考慮されていないことを知りながらトレーニングで最大限のプレイを見せた。そしてこれにより、ロッシ監督は少しずつフォッジャの特徴を再評価し始めた。このファンタジスタは自らが新たなラツィオの重要な存在となれることをロッシ監督に説得する方法を知っていたのだ。誠実で迷信深いナポレターノは背番号17を選択した理由を「17は僕の人生と常に一緒だった」と語った。(Messaggero)