☆デリオ・ロッシ監督 インタビュー(Messaggero)
−首位にラツィオとウディネーゼとインテル、4位以内に入っていないローマとユーヴェ、そして勝ち星のないサンプドリア。これは異常なカンピオナートでしょうか?
「私からすれば普通のものだ。小さなクラブは補強を行い、大きな組織を形成した。カターニャがサンシーロへ向かい、インテルを苦しませたり、ボローニャがミランを下したり、カンピオナートはより困難なものとなっている。結果が出るのはまだ先だが、私はこのようなスタートを待っていた」



−ラツィオの結果には驚いていない?
「いいや、私はラツィオに報いを受ける価値があることを知っていた」



−ローマとユヴェントスの危機については?
「彼らがどのような準備期間を過ごしていたのか、予想はどのようなものだったのか見る必要がある。ローマには重要な選手たちが在籍しているが、特定のレベルのパフォーマンスを繰り返すことはほぼ不可能なものだ。現在ローマに起きていることは私には説明できないよ」



−ラニエリとスパレッティは解任の可能性も出てきています。
「6試合が終わっただけで彼らのような良い監督の価値を議論するのは正しいことではない。スパレッティとラニエリは難しい時期を過ごしているが、彼らは再び這い上がってくるだろう。残念ながら、カルチョはあまりにも早く裁判を行ってしまう傾向にある」




−カンピオナートに勝つのはどこかな?
「インテルかな。彼らは世界で最も強いクラブだ。我々の一員として違いを見せていたクレスポがベンチにも入れないんだから...」




−あなたの言葉を聞くと、現在ラツィオは奇跡を作っているってことですよね。
「グループは団結し、皆がモチベーションに溢れているから、我々はサイクルを開始することができる。我々よりも優れたクラブは4,5個ほどあるが、ラツィオはCLに入ることができるだろう」



−ティフォージはラツィオに再接近しています。そして彼らはラツィオが主役となるシーズンを夢見ています。
「ティフォージの熱意は美しいものだ。彼らは夢を見ている。我々は彼らに対して夢を見せるために起き続けなければいけない」




−あなたに大きな感銘を与えた選手は?
「サラテだね。マウロの価値はトレーニングでわかっていたけれど、彼の個性はすぐには結果に現れないと思っていた」




−スター、ロナウジーニョについては?
「我々のカンピオナートでは身体的に調子が良くないと誰もが苦しむことになる。彼はトップコンディションを見つけられれば決定的な選手に復活するだろう」




−カンピオナート開幕まであなたはFWを待っていた。その後サラテが爆発した。
「私は特定の特徴を持ったFWについて話していた。ビアンキやクレスポのようなFWを必要としていたんだ。でも現在のFW陣たちにも納得している」



−ロッキはいつ復帰する?
「私は彼をパンデフ、サラテと共にプレイさせるために働いている。彼らの機敏さと犠牲心があれば共存することができるだろう」



−偉大なFWとなったパンデフについて
「彼は勝利した。素晴らしい才能を持っていた彼は必死に働き、国際的に価値をもった選手に成長したんだ。ラツィオは彼を失ってはいけない」



−インザーギは再びゴールを見つけた。
「3年間、シモーネは身体的に人前に出せない状態だった。ただ、彼が力を示した時、マキンワをスタンドに送りシモーネをベンチに入れることに迷いはなかった」



−インザギーノは重いゴールを記録しました。
「彼を思うと幸せだよ。私は彼を大きく考慮することを保証する」



−カリーソに対して、レッチェ戦の不正確なプレイにより疑問が出ていますが。
「カリーソは危機にないことを示している。彼は恐らく期待と責任の重さの代償を払ったんだ。GKはミスをすることもあるし、彼は今後10年間ラツィオのナンバーワンを務める」




−我々は来年、どこでラツィオを見るだろう?
「私の目標はCLに行くことだ」