☆バッロッタ、現役続行か引退か
バッロッタは「現役を続けるかどうか評価しなければならない。フィジカル面の状態は良いよ」と語っている。
バッロッタは監督への道を進むのか、選手として現役を続けるのかロティート会長と共に決断しなければならない。ラツィオには今夏に合流する予定のカリーソに加えムスレラ、ベルニという2人の若いGKが所属している。ロティート会長にとっては選択の瞬間がやってきたといえるだろう。(Corriere dello Sport)




☆若手を狙う
ラツィオはフォルナローリ、デッセーナ、チガリーニ、ガズバッローニといった宝石に注目している。またシャクタール・ドネツクの左MFのRatに対しても500万ユーロのオファーを出した。ユヴェントスとはステンダルドに関する交渉を開始しており、マルキジオとの共同保有トレード成立へ向けて動こうとしている。ただラツィオはメルカートでの活動開始へ向けてまずはサバティーニDSの後任を探さなければならなく、現在のところはバリのアクリ、トリノのルポ、アスコリのディ・サント、元カリアリのサレルノを気に入っている。
フォルナローリに関してはD'Ippolito代理人が現在のところラツィオが獲得レースのポールポジションに位置していることを明らかにした。175cmのフォルナローリはビアンキとは異なったタイプの選手で、ナポリやトッテナムも獲得を狙っている。ビアンキの買い取りオプション行使期限が5月31日に迫っているラツィオはフォルナローリという宝石を用心深くチェックしている。
セリエBへ降格したパルマの中ではラツィオはチガリーニ('86)、デッセーナ('87)、ガズバッローニ('81)に興味を持っている。チガリーニには多くのクラブが獲得を狙っているが、ロティート会長はアウェイでのパルマ戦の際にギラルディ会長と話し合いを行っている。
監督に関してはロッシがクラブを去った場合の後任としてアコリ、マリーノ、ジョルダーノ、ノヴェッリーノ、コラントゥオーノ(パレルモを去った場合)をリストアップしている。なおロティート会長はロッシ監督の去就決定だけでなく、バッロッタとの契約更新交渉やサバティーニDSの後任探しもしなければならない。
最後にギリシャのトレクァルティスタLazaros Christo­doulopoulos(21)のラツィオ移籍という話も浮上している。(Corriere dello Sport)




☆パスクァレ・フォッジャ(カリアリ)
「ラツィオが僕を復帰させようとしているのは僕にとっては嬉しいことだ。ロティート会長、チェッリーノ会長と話し合って今後を決めたい」(Corriere dello Sport)
「ロティート会長が僕とロッシ監督が真の関係を保っていたと思ってくれていることはとても嬉しいことだよ。ロティート会長やロッシ監督からプレッシャーを受けたり、何かを強要されたことは無い。ただカリアリのチェッリーノ会長も僕のことをカリアリの財産だと思ってくれている。これは僕にとって個人的な勝利でもあるんだ。僕の将来はどこにあるか?僕を決心させたクラブへ行くよ。僕はクラブとの真の関係を求めているんだ。自分が重要な選手であることを感じながらプレイしたいし、僕にとってはこれがクラブに最大のものを与えることのできる唯一の方法なんだ」
「ステンダルドとは一緒に成長してきた。彼が良いプレイをすると本当に嬉しく思うよ。フィルマーニ、パンデフ、ロッキとも良い関係にあった。ビアンキ?彼にはラツィオに残って欲しい。彼が素晴らしい選手であることは確かだしね。彼は本領を発揮するには継続的にプレイするが必要なタイプなんだ」(Corriere dello Sport)




☆改革
現在ロッカールームの清掃を行おうとしているラツィオは、ザウリ、ムタレッリ、マンフレディーニ、ムディンガイ、マウリなどが移籍することになるかもしれない。一方でターレとバッロッタについては契約更新が実現する可能性がある。
ベーラミに関しては契約更新で新たな動きが無い場合にはFIFAの条項を行使する予定となっており、ビアンキの買い取りオプション行使も日を追うごとに難しく、複雑なものとなっている。450万ユーロの買い取りオプション付きレンタルでカリアリへ移籍していたフォッジャはアックァフレスカかマトリとのトレードが交渉されるかもしれない。
補強ではウルグアイのフォルナローリ獲得が取り沙汰されているほか、パルマの2つの宝石デッセーナとチガリーニ獲得が検討されている。なおステンダルドの獲得を望んでいるユヴェントスに対してはロティート会長はパッラディーノを要求している。(Messaggero)




☆パッラヴィチーノ代理人
「今シーズン、ムディンガイはほとんどプレイすることができなかった。競争に苦しんだ彼は落ち込んでおり、ラツィオでの将来を不安に思っている。FIFAの条項を行使する可能性もあるが、それは役に立つようなことではない。彼はロティート会長と良い関係にあるし、彼がケガをした際にはロティート会長は手術室まで同行していた。でも、もしオファーが届いたとしたら我々はそれを評価し、ロティート会長と会うつもりだ。ロティート会長は1000万ユーロを要求しているが、彼の本当の価値は800万ユーロだろう。パンデフ?彼はラツィオを信じているが、今シーズンに関しては失望している。ゴランは寂しい思いをしているんだ。ロティート会長とは以前話し合いを行った。我々は最後通告はしていないし、彼らに銃を向けてもいない。パンデフは大きく成長しているし、欧州のビッグクラブへ移籍する可能性もある」(Tuttomercato)




☆ベルニが契約解除へ
ラツィオのGKトンマーゾ・ベルニはクラブとの契約を解除する意向を明らかにした。ベルニはより多くのスペースを持つことを望んでおり、ラツィオを去る決断を下した。(Tuttomercato)





☆フォルナローリ獲得をリード
D'Ippolito代理人によるとラツィオはナシオナル・モンテビデオのブルーノ・フォルナローリ(20)獲得に向けて他のクラブに競り勝ったようだ。フィリッポ・インザーギと比較されているフォルナローリにはレアル・マドリード、トッテナム、ユヴェントス、ナポリなど欧州の半分のクラブが興味を示している。(Tuttomercato)




☆D'Ippolito代理人
「フォルナローリにはトッテナムが550万ユーロのオファーを出し、ナポリも関心を示している。フォルナローリは今月中にはEUパスポートを取得する予定だよ。私は現在のところはラツィオがフォルナローリ獲得のポールポジションにいると思っている。ロティート会長は彼に強い関心を持っているんだ」 (Repubblica.it)




☆動きを始めるラツィオ
ラツィオは既にメルカートに向けて動き出している。現在ラツィオは構えの姿勢にはなく、ロティート会長とロッシ監督は今年の汚れをスッキリ落とし、新たなプロジェクトを定めようとしている。
ロティート会長がコメントしたとおり、技術的な改革がなされるのは確実で、多くの選手がスーツケースをまとめることになるだろう。最初の1人となるのはナポリ戦の際にサポーターやチームメイトへ挨拶をしたヴァロン・ベーラミである。たとえロティート会長が戦うことを約束しようが、彼はFIFAの条項を行使してトッテナムへ向かうと見られている。ムディンガイ(プレミアリーグのクラブが興味)、マンフレディーニ、フィルマーニ、バローニオ、ベルニ、デルネーロ、メグニも同様に他のクラブへ移籍することが確実となっており、マウリ、ザウリは不安定な状態にある。また契約が満了するバッロッタ(ロティート会長と今週中に会談を行うことを本人が明言)、ターレも残留に疑いが持たれている。ロゼフナル、ビアンキの買い取りオプションの行使も現在は動きが止まっており、レンタル先から復帰することになるインザーギ、ベッレーリ、ボネット、ステンダルド、フォッジャもすぐにメルカートに出されるだろう。
ロッシ監督と一部のロッカールームの関係は使い古された状況となっており、ロッシ監督は土曜日にロティート会長と会談をした際に明確な道を尋ねた。ただロティート会長には新たな監督を迎えればこの問題(マウリ、ザウリ、フォッジャ、ステンダルド、ムディンガイとの関係)を解決できるという考えもあり、現在ジレンマに苦しんでいる。これまでのところロティート会長は今後もロッシ監督との関係を続けることを明言してはいるが、監督を変えるという考えが消えたわけではない。ロッシ監督を続投させるにはメルカートで大きな犠牲を払うことになるからである。ロッシ監督の後任にはマッザーリ(サンプドリアに留まることになった)、アコリ、ベレッタ、ジョルダーノといった名前が挙がっている。彼らは良い環境でラツィアーレに歓迎されるだろう。
サバティーニDSの後任に関しては元ペルージャのステファノ・カイラが浮上している。(Gzzetta dello Sport Ed.Roma)





☆メルカートに向けて
ロティート会長はラツィオを再生しようとしており、現在のところはロッキとパンデフの残留だけが確実な状態にある。GKではアルゼンチンからようやくカリーソが合流する見込みとなっており、51失点と完全に崩壊した守備陣の建て直しへ向けて重要な強化が実現する。
ロティート会長が指摘したロッカールームの和を乱した選手の中にはビアンキの加入によってポジションを失ったマウリが入っていると見られている。またムディンガイに関しても残留は懐疑的な状態にある。今シーズンはスタメンとベンチを行き来したムディンガイの契約は2010年までとなっており、FIFAの条項を行使してクラブを去ることが可能となっている。ベーラミに関してもムディンガイと同じ状況にあり、買い取りオプションの行使が定かではないビアンキもまだ将来が不透明となっている。その他ではバッロッタはあと1年は現役でプレイする予定である一方でムスレラはレンタル放出、ターレとヴィニャローリは契約満了で退団すると見られている。ロゼフナルについてはロティート会長はまだ買い取るべきか決断していない。(Leggo)





☆フォルナローリを争うラツィオとナポリ
フォルナローリはオフサイドポジションぎりぎりでプレイし、スピードで相手DFをすり抜けてゴールを決める。175cm、65kgという体格で非常に俊敏なプレイを見せる彼はフィリッポ・インザーギに似たタイプと言える。
フォルナローリはラツィオ、ナポリからの求愛を受け、ナシオナルを去る準備を進めている。エリア内で相手DFの隙を狙い、抜群の得点嗅覚でゴールを重ねているフォルナローリはイタリアでのプレイを夢見ており、EUパスポートも近いうちに取得する見込みとなっている。フォルナローリにはトッテナムも興味を示しており、700万ユーロのオファーを出すことを考えている。
ナシオナルの興味深い若手はフォルナローリだけではなく、右SBにはPablo Caballero('87)、MFにはカルダシオという面白い若手がいる。カルダシオについては1月にラツィオ移籍に近付いていた。(Corriere dello Sport)




☆ロゼフナルとビアンキのオプションは行使せず
ラツィオはビアンキ、ロゼフナルとのお別れが近付いている。今後の戦略については多くの疑いがあるラツィオだが、この2人の移籍は確実な状況にある。ビアンキはナポリ戦でベンチに座ったことにより、ラツィオでの冒険が終わったと言えるだろう。
メルカートでの最初の標的はロベルト・アックァフレスカとなっている。ラツィオはカリアリと共にフォッジャの今後を交渉する際にアックァフレスカに触れると見られている。カリアリは昨夏、フォッジャのレンタルのために240万ユーロを支払い、完全に買い取る場合には460万ユーロを支払うというオプションを付けた。チェッリーノ会長はフォッジャを残留させることを望んでおり、ラツィオとカリアリは合意を見つけるために交渉する予定となっている。アックァフレスカの保有権はインテルとカリアリが共同で保有しているが、アックァフレスカ自身は継続的に出場できるクラブでのプレイを望んでおり、インテル復帰は否定している。
なおラツィオはフォッジャの交渉の際にアックァフレスカだけでなくマトリやカニーニの獲得も尋ねるかもしれない。マトリについてはカリアリとミランが共同保有、カニーニについてはラツィオは1月にロゼフナルを獲得する前にも近付いていた。(Tempo)




☆ベーラミはセヴィージャへ
ベーラミはスペインへ旅立つことが確実となっており、セヴィージャ移籍へ向けてあとは公式なものとするだけという状況にある。(Tuttomercato)