☆アルミロンとステンダルドと1年レンタルトレードか
ラツィオはアルミロンとステンダルドの1年間のレンタルトレードを検討している。
ステンダルドは1月に1200万ユーロでの完全移籍オプションを付けたレンタル移籍でユヴェントスへ加入した。しかしユヴェントス側にとってこの額は非常に高いものとなっている。アルミロンについてはラニエリ監督の構想から外れており、ユヴェントスは移籍先を探さなければならない。アルミロンの年俸は150万ユーロ前後となっているものの、ラツィオは彼の獲得に動き出すかもしれない。
ステンダルド⇔アルミロン:考えは動き出し、いずれ評価が下される時が来るだろう。今シーズンは終わっていなく、特に急ぐ理由はない。ラツィオは中盤の補強に動き出しており、12月にもアルミロンに接近していたものの、結局は何も起こらなかった。またそれよりも前にアルミロンがエンポリに在籍していた際、ロティート会長はリヴェラーニの後釜としてアルミロンを狙ってもいたが、このときも交渉は具体化されていない。
ラツィオはDF陣についてはロゼフナルの試験を行っている。もしもロゼフナルがニューキャッスルへ戻ることになった場合にはステンダルドの復帰がラツィオにとっては大きな補強となる。ステンダルドはユヴェントスでほとんど出場機会が与えられていないものの、チャンスを与えれば自らの価値を示すだろう。ステンダルド自身はユーヴェでプレイしていることを幸せに思い、誇りに感じているが、ローマに復帰することになっても満足と言える心境にある。
ラツィオとユヴェントスは良い関係を築いており、アルミロンとステンダルドのトレード以外にもマルキジオやマウリの移籍を考えている。ラツィオ側が共同保有でのオファーを出す準備を進めているマルキジオに関しては、将来の決定権を握っているのはラニエリ監督となっている。
その一方でユヴェントスはマウリへの関心を隠していなく、ラツィオとの会談を行うために動き出そうとしており、近日中に接触すると見られている。(Corriere dello Sport)




☆ムスレラはラツィオ残留へ
ムスレラは新シーズンもカリーソに次ぐ第2GKとしてラツィオに残留する。
ムスレラは先週のシエナ戦でロリアのシュートの処理を誤り同点弾を献上してしまった。しかしロッシ監督はコッパ・イタリアのナポリ戦、フィオレンティーナ戦で良いパフォーマンスを見せたムスレラを擁護している。
ムスレラはまだ若く、さらに成長しなければならない。現在は逆境に陥っているが、彼の個性は何よりも強い。(Corriere dello Sport)




☆ベーラミとラツィオに離婚の雰囲気
ベーラミとラツィオの間には離婚の空気が流れている。結び目は契約に関してのもので、緩和するにはだいぶ難しいように見えるものとなっている。現在45万ユーロの年俸を受け取っているベーラミはラツィオ側から提示された年俸60万ユーロの5年延長という条件を拒否した。リヴァプール、セヴィージャといったクラブはCLというエサを盾に、5年間の総額800万ユーロという契約を準備している。この状況の中でベルトラーミ代理人は年俸90万ユーロの1年延長という条件を提案した。それに対しロティート会長は答えを保留し、合意する可能性などを踏まえて検討することになった。
この一方でラツィオはベーラミに対する若干のオファーを評価している。ベーラミは2009年6月にはFIFAの条項を行使し200万ユーロほどで国外のクラブへ移籍することが可能となっているため、今後時間が経つごとに市場価格も足元を見られて低下していくと見られている。この流れをラツィオは避けなければならなく、ロティート会長はベーラミを冷静に評価し、相応のオファーが届いた場合には放出に応じるかもしれない。
ベーラミはラツィオにプライオリティーを置いているものの技術的な保証、経済的な保証を求めている。そしてロティート会長とベルトラーミ代理人の交渉は手詰まりした状態にあり、ベルトラーミ代理人はロティート会長の敷くサラリーキャップ制度の限度額を越える条件を求めたため、悲観的な見方も存在している。
ムディンガイの契約更新についてはベーラミよりは障害が少なく、状況もそれほど難しくはない。契約更新と年俸調整の季節はスタートし、ラツィオはレデスマとも会談を行わなければならない。だが全てはインテルとのコッパ・イタリア後に決定される。(Messaggero)