☆デルビー出場を望むレデスマ
レデスマはデルビーでの回復へ向けて挑戦している。手術してから7日が経過したレデスマは10月5日に負傷を負った。本人はデルビー出場を見逃すことを嫌がっており、24日間で復帰してデルビーに出場することを望んでいる。現在レデスマは医療スタッフと共に全てを尽くし、少しでも早い回復を目指している。レデスマの体調は良い様子で、火曜日にはフォルメッロでの別メニューや筋力トレーニングを行う予定となっている。(Lazio Calcio)




☆バローニオのチャンス
レデスマの負傷により、バローニオには美しいプレイを見せるチャンスが巡ってきた。
セリエAで195試合の出場数を持つバローニオはラツィオの中盤の底でプレイする準備ができている。「上手くやれる手応えを感じている」。
バローニオのこれまでのキャリアは迷走を極めている。そして何年もの間、逆境に苦んできた。今夏にはラツィオの構想外となり、レヴァンテへの移籍が決まりかけていた。しかし2月からの給与未払い問題などがあり、バローニオは移籍を拒否したがシーズン開幕以降も出番はほとんどなく、『行方不明者』同然の存在となっていた。そんな中、レデスマの負傷によりバローニオに出番が巡ってくることになり、リヴォルノ戦でのスタメン出場が有力視されている。これまで熱心に一生懸命トレーニングに励んできたバローニオに対しては誰も反論を言うことはできないだろう。「監督がどうして僕を起用してくれないのかはわからない。僕はレデスマとは違うタイプの選手だけれど、DFの前の位置で問題なくプレイすることができる。リズムというのは継続的に試合に出てこそ得られるものだけれど、レッジーナ戦の時よりも調子は良いよ」。
本人はミラン戦で試合開始からプレイできなかったことが今も悔いに残っていると語っている。若干のティフォージはバローニオ、ターレ、スカローニへブーイングを浴びせていたが、彼らだけにあの夜の責任を問うことは不公平だろう。「あのような結果になったミラン戦の後に回復することは簡単ではない。でも僕たちはリヴォルノに勝つために全ての力を注がなきゃいけない。リヴォルノ側からすれば、僕たちとは対戦したくないだろう。僕たちの方が優れているからね。だから僕たちはリラックスして試合に挑めるはずだよ」。
最後に久々の欧州の舞台については次のように語った。「欧州でプレイするのは本当に刺激的なことだ。でも僕たちには2つのチームを作れるほどの選手はいない。だからカンピオナートにプライオリティーを置かなきゃいけない。そうしなきゃ痛い目に遭うよ」。(Messaggero)




☆ロッキ、デ・シルヴェストリの契約交渉
ロッキの代理人であるダミアーニ氏は契約更新へ向けて来週にもロティート会長と会談を行う予定となっている。両者はレアル・マドリード戦後に話し合いを行い、状況を進展させている。現在のところではラツィオ側はボーナス込みで最大80万ユーロの年俸を提示しているが、ロッキ側は100万ユーロに到達することを望んでいる。
デ・シルヴェストリの契約更新に関しては若干の問題はあるものの、解決できないものではない。彼の契約については来週にも決定的な段階を迎えなければならない。また2009年に契約が満了するステンダルドについても延長交渉を話し合うかもしれない。
最後に、ラツィオにまたもケガ人のニュースが舞い込んできた。若手DFアルティポリは右腿の負傷により少なくとも50日間離脱することになった。(Messaggero)