☆フォルメッロ情報①
ラツィオとプリヴェルノの親善試合には300人のラツィアーレが観戦に駆けつけた。ウルグアイから加入したGKムスレラはこの試合でラツィオでのデビューを飾った。190cmの長身で細身のムスレラはカリーソやペルッツィのような重量のあるタイプではなく、クディチーニに近いタイプの選手である。グリジョーニGKコーチもムスレラのシュートへの反応などには大いに満足している。
また、この親善試合ではロッシ監督はメグニの成長に納得することができた。恥骨炎の負傷により、夏のキャンプから戦線離脱したメグニだが、現在調子は良いようだ。これによりラツィオはCLで周囲を納得させたデルネーロに加えてメグニも計算できるようになり、マウリはエンポリ戦では100%の状態に戻らない限りはピッチには立たない予定となっている。
サンプドリアから加入したアルティポリもこの試合の後半から出場し、フィジカル、センス、1対1の強さを遺憾なく発揮した。アルティポリのパフォーマンスはこれ以上ないくらいのものだったと言えるだろう。一方、ヴィニャローリについては完全に静かなパフォーマンスに終始してしまい、まだまだ時間が必要なことを露呈した。
なお辞意を表明していたサバティーニ氏は今後もラツィオで仕事を続けていくことを決断した。(La Repubblica)



☆フォルメッロ情報②
ムスレラはプリヴェルノとの試合でデビューしたが、この試合ではムスレラの仕事はほとんどなかったため、これだけで彼の実力を判断するのは非常に難しいと言える。しかしムスレラはグリジョーニGKコーチにも非常に良い印象を与えており、ラツィオからは厚い信頼を寄せられている。テクニカルスタッフもムスレラの存在により、カリーソの幻影を追うことはないと確信している。
またこの試合で後半から出場し1ゴールを決めたプリマヴェーラのFWメンディチーノ('90)は大きな身体を持ちながら、良いテクニックも兼ね備えていることを示した。(Gazzetta dello Sport)