デルガド、ポテンザでの夢
アルフォンソ・デルガドは昨シーズン、ポテンザの13年振りのC1昇格を懸けたベネヴェントとのプレイオフで最後のゴールを決めた。
その76日後、デルガドは再びソッレントとの試合(セリエC1第2節)でゴールを決め、ポテンザを93年9月19日以来のC1でのホームゲーム勝利に導いた。「ゴールを決めることができて幸せだ。でもそれ以上にこの勝利は重要だった。僕がサポーターに喜びを与えることが出来てとても嬉しいよ」。
デルガドは自身のC1デビューとなった開幕のペスカーラ戦でも、1ゴールを決めている。ちなみにこの試合は4-0でポテンザが大勝している。そして続く第2節のソッレント戦ではデルガドのゴールが結果を左右した。「キャンプの間、僕は身体的に小さな問題を抱えていた。でもすぐに最高の状態に戻すことに成功した。僕はもう健康だよ。でも、もっともっと良くなれると強く感じている」。
ロベルト・アルフォンソ・デルガドはスペインのテネリフェで生まれた。現在21歳で、ポテンザでは今季で3シーズン目を迎える。昨シーズンは35試合4得点という数字を残し、ポテンザはデルガドの移籍形態について、2006年1月にラツィオとの共同保有という形に移行している。。彼は昨シーズン、ポテンザでC1昇格を果たし、大きな喜びを得て、今シーズンもロッソブルに留まることになった。「僕の未来は両クラブ次第だよ。個人的にはまだポテンザでプレイすることができて満足している」。
ポテンザのGiuseppe Postiglione会長は1ヶ月前、デルガドをラツィオから完全に獲得し、3年契約にサインさせた。ポテンザはデルガドを深く信頼している。ラツィオプリマヴェーラ出身のデルガドはラツィオでは03-04シーズンにカンピオナートで4試合に出場した。カップ戦なども含めるとラツィオのユニフォームを着てプレイしたのは全13試合となっている。
C1に昇格し、すぐにC2へ降格することは珍しいことではない。しかしデルガドはポテンザが今シーズンのカンピオナートで驚きを与えることを望んでいる。「ソッレント相手に僕たちは大きなグループであることを証明した。皆が昨年以上のプレイをしているんだ。誰かが苦しめば、誰かが頑張る。そんな感じで皆の関係はより強固なものとなった」。
まだ若者のテネリフェ出身のこのボンバーはまるでベテランのように話す。「僕たちは地に足をつけていなければならない。僕たちの秘密は謙虚の姿勢と犠牲の精神にある。昨シーズン、C2で勝てたのはこれがあったからだ。僕たちが今年も同じようにできるのならば、C1でも美しい満足感を得ることができるだろうし、第一目標のC1残留も早く達成できるはずだ」。(Gazzetta dello Sport)